AGA治療における初期脱毛が「効果の証拠」であると頭では理解していても、実際に毎日大量の髪が抜け落ちていくのを目の当たりにすると、「これは本当にいつまで続くのだろうか」「このまま全部抜けてしまうのではないか」という不安に駆られるものです。初期脱毛の「期間」と「抜け毛の量」は、治療を続ける上で最も気になるポイントと言えるでしょう。まず、初期脱毛が始まる時期ですが、一般的には治療を開始してから2週間から1ヶ月半頃に始まることが多いとされています。もちろん個人差があり、もう少し早く始まる人もいれば、2ヶ月目くらいから始まる人もいます。そして、多くの人が知りたい「いつまで続くのか」という期間について。これも個人差が大きい部分ではありますが、一般的には1ヶ月から3ヶ月程度で徐々に収束していくのが典型的なパターンです。抜け毛のピークは、始まってから1ヶ月前後で訪れることが多く、その時期を過ぎると、抜け毛の量が目に見えて減っていき、やがて治療を始める前と同程度か、それ以下のレベルに落ち着きます。次に、気になる「抜け毛の量」です。普段の抜け毛は一日あたり50本から100本程度とされていますが、初期脱毛の期間中は、これが200本から300本、あるいはそれ以上に増加することがあります。シャンプーの時や、朝起きた時の枕を見て、その量に愕然とするかもしれませんが、これはヘアサイクルが正常化する過程で、多くの髪が一斉に入れ替わっているために起こる現象です。重要なのは、この期間や量には非常に大きな個人差があるということです。AGAの進行度、使用する薬の種類や濃度、そして個々の体質によって、初期脱毛がはっきりと自覚できるほど激しく起こる人もいれば、普段の抜け毛が少し増えたかな、と感じる程度で終わる人もいます。中には、明確な初期脱毛を自覚しないまま、徐々に髪質が改善していくケースもあります。もし、3ヶ月以上経っても抜け毛が減る気配がない、あるいは頭皮にかゆみや炎症などの異常が見られる場合は、別の原因も考えられるため、自己判断で治療を中断せず、必ず処方を受けた医師に相談することが重要です。